コーディネーターより:内窓は、いちばん寒い部屋から
窓の寒さが気になっても、住まいのすべての窓を同時に考えなければならないわけではありません。先進的窓リノベの公式ページは、対象工事の区分と申請の下限を示しています。その条件を確かめたうえで、どこから手を付けるかは、日々の暮らしで寒さを強く感じる部屋から考えるのが当社の提案です。
これは、寒さの感じ方や効果を数値で断定する話ではありません。制度が認める工事の範囲と、住まい手が優先したい部屋を分けて考え、工事の順序を決めるための考え方です。
公式ページが示す窓工事の区分
先進的窓リノベの対象工事の詳細ページには、ガラス交換、内窓設置、外窓交換のカバー工法、外窓交換のはつり工法が掲載されています。
同じ窓まわりの工事でも、既存のサッシを利用してガラスを替えるのか、室内側に窓を加えるのか、外窓を交換するのかで区分が異なります。まず工事の呼び名を決めるのではなく、既存窓をどう扱う工事なのかを公式の区分に照らして確認する必要があります。
内窓設置は、既存窓の内側に窓を設ける工事
公式ページは、内窓設置について「既存窓の内側に新たに内窓を新設する、または既存の内窓を取り除き新たな内窓に交換する工事をいいます。」と定義しています。
つまり、新しい窓を外壁側で交換する工事とは区分され、既存窓の内側に新設するか、既存の内窓を交換する工事です。なお、公式ページには設置位置などの追加条件もあります。内側に窓を付ければどの製品・どの納まりでも対象になる、とは言い切れません。
全窓一括ではなく、申請条件から考える
事業概要の公式ページは、「交付申請は、1申請あたりの合計補助額が5万円以上の工事を対象とします。」としています。1申請の合計補助額が5万円以上であることが条件で、全窓を一度に施工するという文言は、この申請下限の記載にはありません。
だからといって、どの窓でも自由に選べば対象になるわけではありません。対象製品、工事区分、設置条件を満たしたうえで、選んだ工事の合計補助額が下限に達するかを確認する必要があります。全体を一度に進めるか、優先する部屋から計画するかは、この条件を見ながら決めます。
制度が定めているのは、対象となる工事の区分や申請下限です。どの部屋から手を付けるかまで制度が決めているわけではありません。そこで私たちは、寒さが気になる部屋と、公式要件を満たす工事の範囲を照らし合わせて、優先順位を考えます。
寒い部屋から、は効果の数値ではなく優先順位です
この記事では、内窓を付ければ室温がどれだけ上がる、光熱費がどれだけ下がるとは書きません。指定された公式ページには、個別の住戸で得られる効果を一律に示す数値がないからです。
ここでの提案は、制度の事実と暮らしの優先順位を混ぜないことです。工事区分と申請条件は公式情報で確かめる。着手する部屋は、住まい手が寒さを感じる場所から考える。この順序なら、制度の要件を外さず、住まいの悩みに沿って計画できます。
窓を含む断熱改修全体は、断熱リフォームの考え方で整理しています。補助金の対象や手続きは、リフォーム補助金の解説もあわせてご覧ください。
内窓を付ける部屋で迷っている方へ
住まいの中で寒さが気になる場所を伺い、対象工事の区分と申請条件を確認しながら優先順位を整理します。全体を一度に決める前でも、IROHA HOMEへご相談ください。
無料で相談する